恋愛遍歴-愛を求めた日々-
茜の思いも良く分かる…。
大切な人だからこそ、離れなくてはならないと言う思いは…。
でも、それでは、茜が余りにも可哀想だ。
これから先も、茜は一人で背負い続けてしまう…。
「大切な人だからこそ、一緒に乗り越えなければならないんじゃないかな。
拓也さんは、そのつもりでこの街に戻って来たと思うよ。
その結果、愛が育てば、二人の新たな時間を育んでいけばいい。
光さんにこだわり続けても、茜にとって幸せとは言えないんじゃない」
分かっている、ずっと前から…。
光にこだわり続ける事で、自分自身を追い込み、人生の範囲を狭めている事も…
愛せないんじゃなくて、人を愛してしまえば、光を忘れてしまいそうで怖いことも…。