つんでれぼーい


宮原くんにつれられて
きたのは人気のない屋上

あたしの好きなところ
だったりする

「なに?宮原くん。」


「安藤。俺、安藤のこと好きなんだ。だから…」


えっ?
宮原くんが?
あたしを好き?


「だから…?」


「俺と付き合ってほしい。」


宮原くんの真剣な顔を
みると本当にあたしの
ことを好きだっていうのが伝わってくる。


だけどね…
あたしはまぁくんしか
ありえないの…


「ごめんなさい。あたし好きなひといるの。」



「そっか。なら今度の土曜、俺とデートしてくれない?」


「えっ?」


「そしたら俺、安藤のこと忘れられるから。」


「デートは…」


「頼む。一生のお願い。」


「…うん。ごめんね。宮原くん」



あたしは土曜日
デートをすることにした。
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