つんでれぼーい


結局あたしは午前中の
授業を全部サボッた。

「結菜ぁー。なんかあったの?わたしでよかったら相談のるよ。」



お昼ご飯の時間に
なってようやくクラスに
きたあたしに菜々華は
言った。


「実はね。―…」



今日宮原くんから告白
されて土曜日にあたしのことをあきらめてくれるかわりにデートをすることになったと伝えた。


「そうなんだ。でも…結菜はそこまで悩む必要ないと思うんだけど。」


うん。あたしも
なんでこんなに悩んでるのかわかんない

だけど多分…
まぁくんに会えなかった
悲しみと
まぁくんのことが好きなのに…
デートをしてしまう自分がいやなんだ。
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