狼な執事サマ!!
お昼を周り12時。
うちのチャイムが鳴る。
「どうもー。」
そう言ってドレスをひらひらとさせるお母さん。
「あら。
久しぶり。
って祐也ー!
そんな良い服着て。
少しかっこ良く見えるわよ。」
「少しはって余計だから。」
後ろで呟く。
た…確かに。
今日の祐也はいつも以上にかっこいい。
まぁ、そりゃいつもかっこいいんだよ。
祐也は自分の魅力に気付かずに私にばかり注意する。
でも私だって言ってる。
祐也は全く耳を利かせてないけどね。