狼な執事サマ!!
2人は笑って手をつないでいた。
そして2人で笑いあっていた。
2人はクラスの中でもとても人気者だった。
そんな2人の婚約を知っていたのは、私と裕也だけ。
しかしああいう風に。
婚約を公にしてしまえば。
ーもう隠す事もない。
堂々と付き合える。
「おはよ。
久しぶりね、美夜。」
「な…凪!
大丈夫だったの?」
「えぇ。
だってあたしには…コレ。
いるしね?」
「コレって言うなーっ!」