狼な執事サマ!!
「ん~♪」
なんか鼻歌歌ってる。
今日の祐也はすごくご機嫌だなぁ。
ってか。
「祐也さぁ
もうタメになったよね?
敬語とタメのスイッチってどこ?」
「んー?」
祐也はコテでくるくると綺麗に巻きながら言った。
「なんとなく。
それとなく俺の気分。」
「え!」
「あ!
こら、美夜ぁ?
動くなぁ((怒」
「あ、ごめんごめん。」
なんだぁ~。
気分だったのかい。
「はい、完成ですよ。
さぁドレスに行ってらっしゃい。」
「うん。」
くるくるに巻かれた髪をなびかせて。
私はドレスの着衣室へ向かった。