狼な執事サマ!!
え?
え?
えー!!!!
コレは何が起こっているんだ。
凄く熱い拍手が俺を迎えた。
「あなたは一番後ろよ。」
案内された席はとても良い場所だった。
しかも隣は。
「どこまで一緒なの…-。」
「美夜…お嬢…サマ?」
「そ!それ、やめてよ。
美夜でいいし。」
いや…。
俺、こう見えても一応執事だし。
さすがの俺でも呼び捨てはムリ。
「じゃぁ…美夜…さん…で。
いいですか?」
「…う、うん。」
少し頬を赤らめて美夜はうなずいた。
歳も同じなのに、敬語とかキツイって正直…想うけど、仕方ないな。
こうして俺の執事生活は幕を開けた。