狼な執事サマ!!







“産みたいよ!!
祐也。”





その美夜の声が今も頭に響いている。






頑張れよ、美夜。






男も女と同じだ。






好きな人の苦しんでいる時に何もできないことほど。





苦しいことはない。




「…美夜ぁぁ!!」





手に力を込めて、祈ったその時だった。










< 270 / 279 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop