狼な執事サマ!!
「なに?ママ。」
可愛い小物がおいてあるこの部屋。
お母さんはこの部屋がお気に入りのようでいつもここにいる。
「あのね。
明日美夜に紹介したい人がいるから、家にいるのよ?」
「え…明日?」
明日は確か日曜日。
特に予定もないし。
「うん、分かった。」
「うん。
…じゃぁ…それだけっ!」
「え!?
それだけ?」
「うん!
それだけよ?」
まったく…。
そんな小さな事でいちいち呼ばないでほしいんだけど。
ってかあたしに紹介したい人って誰?
まぁ、どうせ取引先の娘さんとかでしょ。