桜りっぷ
浬・・・

好きになりかけてたなんて
嘘だよ。

もう、貴方をこんなにも
好きだった。

私達は、お互いに

大切なものを失う。



だって、私だけ失うなんて

不公平でしょう?



それから、一年後の夏・・・

貴方に再会した。

『うそ、カイリ
 こんなところで
 何してるの?』

この出会いは、私と浬の為に
あったんじゃない。

この出会いは、藍と浬の為に
あったんだ。
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