桜りっぷ
『私は
 
 あなたのことが
 
 こんなにも好き』

「まさか
 お前と再会して、お前の口
 から俺を好きだなんて言葉が
 聞けるとは思わなかったから
 驚いたぜ」

深呼吸をついた、茉優。

「私は、最初から
 貴方に惹かれてた

 貴方の傍に居たくて
 本当は、あの後
 撮影があったのに・・・
 
 嘘をついた

 翌日も仕事だったのに
 仕事じゃない
 
 そう、嘘をついてた」

「ヒロ?」

「貴方も
 遊びだと思ったの

 だから、私・・・」

「もういい
 もう、何も言うな」

私を、抱きしめる塁の力は
男らしく凄まじい。
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