桜りっぷ
「さあ、送ってんじゃねえの?
 俺、先、風呂行ってる」

私は、浬に頷いた。

「どうしよう?
 そうだ、明日、スタジオに
 持っていこうか?」

「ううん、いいの
 送ってるなら届くよね?
 もう少し待ってみるよ
 
 それじゃあ
 お邪魔しました、バイバイ」

「ヒロ・・・?
 明日ね、バイバイ」

何か、ヒロ
元気が無かったなぁ・・・

まさか、ヒロ

まだ、カイリの事
好きなのかなぁ?

「藍、いい湯だぞ
 早く、おいで」

「うん、今行くから・・・」

携帯電話を置いて
私は、脱衣所へ。

浴室の湯船に二人で
浸かりながら、私は
茉優の事が気になる。
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