桜りっぷ
浬の手が、私の胸に触れる

後ろから、私の首筋に唇を
押し当てる。

「藍、どうかした?」

「うん、ヒロ
 なんか元気が無かったの
 
 ヒロ、まだ、カイリの事
 好きなのかな?」

私に触れることを止める、浬

「それは、無いだろう
 何年前の話だよ
 10年も前の話・・・

 これまでも、ヒロの奴
 付き合ってる男
 いるんだろう?」

「うん、結構たくさん・・・
 イケメンの彼氏が多いかな
 
 でも確か、最近彼氏と
 別れたって言ってた

 ヒロに、誰かいい人
 いないかなぁ・・・

 そうだ、カイリ
 ヤクザのお友達以外で
 誰かいない?」 
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