ドロップ
さよならは
おじいちゃんちに行くといとこ・おばさん達が集まっておじいちゃんを囲うようにいた
「みなみちゃん おじいちゃんに挨拶してきなさい」
そう言われおじいちゃんがいる所に行った
私は今まで『死』にちゃんと出会ったことがない
ひいおばあちゃんの時は小学生あまり記憶になかった
おじいちゃんは幸せそうに寝ているように見えた
「おじいちゃん 昨日の花火見た? 綺麗だ…ったでしょ?」
話ながら私は花火大会に行かなきゃよかったと後悔した
行かなかったら最後に会えたかもしれない
そんな言葉をかけながら涙で視界がぼやける
私はそれ以上話せなかった