world story
「投げ出したのかな?」


「え?」


「予言を人間に伝えるのがもう嫌になったとか?」


「そうかもね…」


「聖少女…今も生きてるのか?」


「生きてたとしても、隠れ住むことになるでしょうね、あんなことしちゃったんだし」


「そっか…」


「リト、眠くなった?」


「ああ、眠くなったよ、ありがと」


「よかった」


「じゃあおやすみ」


「うん、おやすみ」


リトはさっきまで自分のいた所に戻り、眠りについた。




「リト…明日から私のこと…」


レーナは自分の胸に手をあてる。


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