world story
レーナの言葉にエニーは反応する。


「え?今…なんて…?」


「エニー…私が…あなたの故郷を…」


「……あんたが…?!」


エニーは信じたくなかった。


レーナが故郷を破壊した人物だなんて…


「レーナ…っあんたが…私の…」


エニーは銃を取りだし、レーナに向ける。


「エニーさん!」


ダンが叫ぶが、エニーはもうレーナしか見てない。


涙を流しながら、鋭い目で銃を構えている。


「レーナ…仲間かと…思ってたけど……許さないよ……私の国…私のすべてを奪った……」


「エニー!!ダメだ!」


リトはエニーの前に出たが、エニーは銃を打ってしまう。


「うわ!」






弾はリトの髪にすれただけだった。


「…………っ」


「レーナよ…行くぞ…ベリアデスに」


「…はい」


レーナはトゥールスの所に行き、姿を消した。


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