world story

｢え？｣


｢来ないで！私は敵なんだよ？なんでそんな…近づくのよぉ！｣


｢レーナ？｣


｢私は……聖少女よ…敵なんだよ…｣



｢だからなんだ？レーナはレーナだろ？ここにいるのは聖少女なんかじゃなくって、レーナだ｣


｢……一緒に…旅をしていいの？｣


｢ああ｣


｢……っ……ありがとう…ごめんね……｣


レーナはリトに歩み寄る。


すると




｢うわ！｣



突然眩しい光がリト達を包む。


｢なんだ！これは！｣






しばらくして光とともにリト達は消えた。










｢ここは…どこ？｣


気がつくとそこは神殿のような所だった。



｢…天界…｣


｢天界？！｣


｢ええ…私の故郷…ここに…女神アイラや…いろんな神がいるわ｣


レーナが言うと、ウェースが少し考えながら言う。



｢俺達から見ると…天国…？死後の世界か？｣


｢いいえ…ここはリト達が暮らしている世界と同じ、ひとつの世界なの…この世界に暮らす者は天界人って言うの｣