world story
「レーナは…天界人ってこと?」


「ええ…」




「レーナ…レーナか?」


そこに現れたのは髭の目立つ祭司のような服を着た老人だった。


「…モーレル様!」


レーナはモーレルと呼ばれた老人に駆け寄る。


「レーナ…しばらく見ないうちにこんなに綺麗になって…」


「モーレル様もあれからお元気で過ごされましたか?」




「なんだ?…レーナはあのモーレルって奴とどうゆう関係だ?」


「あ、ごめんねみんな、モーレル様は私のおじいさまのような存在の人よ」


「そうなのか」


「レーナ、この者達は人間か?」


「そうよ」


「人間が天界に来ることなんて何年ぶりだろうか…女神アイラにあいさつに行った方がいいのではないか?」


「…そうするわ…みんな、行きましょ」


「レーナよ、あいさつが終わったら私の家に来なさい、今日は遅いからな」


「分かったわ」


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