world story



「そうか…お前…このまましてると…死ぬのか」


「ええ……」


「まあ…今日は…休みなさい、色々と思い込んでは疲れてしまう」


「はい…」


レーナはモーレルに寝室へと連れて行かれ、眠りについた。



「お前達ももう寝なさい」


「すまないな…こんな人間を泊めてくれるとは」


ウェースがモーレルに言うが


「何を言うか、さ、早く寝なさい」








みんな眠りについた頃、リトだけは眠らず、起きていた。



「このままだとレーナがいなくなる」


リトは頭を抱えた。



「リト…」


「ん?」



突然声が聞こえたと思うと、レーナが部屋に入ってくる。


「レーナ?」


「暇だから…一緒に外に行かない?」


「え?いいけど?」


「ありがとう」


< 122 / 176 >

この作品をシェア

pagetop