world story
「おい!なんか変な音がしないか?」


「大変!有毒なガスよ!長い間ここにいると死んじゃう!」


ダイナが大声で言う。


「やべぇ!逃げないと!」


「でもダメ…このまま放っておいても近くの町に流出しちゃうわ」


「方法はないのかよ!」


「この機械に衝撃を与えて爆発を起こせば、この中だけで被害は済むけど…でもそんなことしたら誰かが死ぬことになるわ!」


「マジかよ」


「とにかくここを早く出ないとみんな死んじゃうよ!」


レーナが言い、リト達は急いで外に出る。



「はぁ…はぁ…」


やっとの思いで外に出たリト達。


「ダイナ…これからどうするんだよ」


「……エニーが…」



「え?」


ダイナの目の前には内側から扉を閉めるエニーの姿が。



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