world story
「エニー!」


レーナが扉に向かうが、扉は閉まる。


「エニー!何するつもり?!」


「私はこの中でガスの流出を止めるよ、危ないからここから離れてな」


「そんなことしたら…エニーが死んじゃう」


「私は死んでも困らないさ、レーナ…お前はリト達とトゥールスを倒せ」


「いや…そんなの…」


「行け…さっさと行けよ!!」


「………っ」


エニーが怒鳴り、レーナは仕方なくその場を離れる。

「…さ、行くよ」


エニーは自分にそう言うと、機械の所まで歩く。


「……みんな…あとはよろしくな」


エニーは目を閉じて少し考えると、機械に向かって弾を打つ。


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