world story
「やはり…お前は…エニーなのだな?!我が娘…エニー…」


「エニー…お帰り…これからまた昔のようにできるね」


ラキアが微笑む。


「うん…でも違う…私はちょっとやらなきゃいけないことがあるの…それが終わるまで…待っててほしい…」


「やらなきゃいけないこと?」


「うん…」


「最近世界がおかしいだろ?それを元に戻すんだよ」

背後でエリカが言う。



「え?」


「だからラキア…私は……」












「レーナ…」


リトはみんなから離れた丘で泣くレーナに近づく。


「……だって…私のせいで…エニーが…」



「レーナは悪くないさ…悪いのは…トゥールスだ」


「分かってる…でも…私が…私が元々トゥールスの味方になってなければこんなことにはならなかったはず…エニーが…」


「レーナ…」


リトはレーナを抱きしめる。


「リト…私…」


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