world story
憂鬱な気分でメイドについていくエニー。



すると…




「仲間がお待ちだよ、エニー」


「え?」




「私だよ」


メイドはなんとエリカだった。


「あ…エリカ…行きたいけど…この状態じゃ行けない…こんな格好だし…突然出て大騒ぎになっても困るし」



「うーん…じゃあまずパーティーの最中に言うのは?私は世界を守るために行くって…だって王様はそのこと知ってるわけだし」


「そうだけど…だってあの後言ってたじゃん…大事なお前を傷つけたくないって」


「だけど言わないと始まらないよ…仲間はあんたを死んだと思ってるし」


「………なんとか……してみる」










広間の扉が開き、エニーがやってくる。



その途端に拍手や歓声が次々と聞こえた。




そして王の隣に来たエニーはゆっくりと口を開く。



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