world story

｢あの、本日お越しいただいた皆さんには大変感謝しています、見てのとおり私が行方不明だったエニーです…長い間皆さんに迷惑をかけ、誠に申し訳ありません｣


エニーは話を続ける。




｢私は一回このバル王国が焼かれた時以来、自分の名前以外記憶を失っていました、当然自分がここの姫ということを知らず、町を転々と歩いていました｣



｢そんな途中で銃の打ち方を知り、私は銃を武器にして魔物と戦ったりもしていました、そこで私はある仲間と出逢いました｣



あたりはしんとしている。

｢世界が分裂しようとしている…私はそれを防ぐためにたくさんのものと戦い、たくさんのことを知った……そして世界の分裂を防いだと思ったら、今度はまた新たな敵が現れました｣




｢最近、空に紫色の球体があったり、何もない大陸に黒いものが建っていたりしていますよね？それはみんなその敵の仕業なんです｣



｢私は今までその敵を倒すために、仲間と旅して来ました、そして記憶を取り戻してここにいます…でも私は記憶を取り戻した今でもその敵を倒したいのです！どうか…敵を倒すまで…私を城から出していただけないでしょうか？｣