world story
「リト?どうして?」


「どうせ居場所がねえんだろ?俺達について行くか?」


「な…なんであんた…そんなこと…?!」


「俺分かるんだ、ずっと路上で暮らしてたから…、お前も今俺と変わらないって」


「…まあ…そうだよ」


「で、名前は?」


「エニー・コーズ…」


「エニーか、よろしくな!」

「ああ…」


エニーは少し疑いながら差し出したリトの手を握る。

「そんじゃ、行くか!」


「いいの?もしかしたらまだ私達の命を狙ってるかもしれないのに」


レーナが言うと


「もう狙ってないよ…お前がその人物じゃないなら」

エニーがレーナを見ながら言う。


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