world story
宿ではリト達が部屋で今後のことを話していた。
「…じゃあ…まずレーナの消滅を防ぐための方法を探して…」
「どうにかならないかしら…?レーナが助かる方法…」
ダイナは自分の資料を眺める。
「いいよ…みんな…私が消える前に…トゥールスを倒せば私…助かるかもしれないでしょ?」
「いや…トゥールスはきっと俺達より遥かに強い…」
「それはまだ分からないけどね」
聞き覚えのある声がして、ふとドアの方を見ると、エニーがいた。
「エニー!」
何よりも喜んだのはレーナだった。
「よ!」
レーナはエニーに抱きつく。
「エニー…よかった…」
「心配かけてごめんよ…私…実はこいつのおかげで助かったんだ」
エニーの視線の先にはエリカがいた。
「まあね、爆発が起きて行ってみたらエニーがいたってわけで」
「生きてたんだな」
リトはエニーに近づく。
「ああ!それに…記憶…取り戻したんだ、私はこの王国の姫だったってこと」