world story
リトは洞窟の入り口でレーナを見つける。


レーナはフラフラと歩いていた。


「レーナ!」


「あ…リト」


レーナの様子は先程のレーナと全く違い青ざめた顔をしていた。


「レーナ!どうしたんだ?!どうしてこんな…」


「リト…苦しいの…私…もう少しで…消えちゃうみたいなの」


「え…」


「苦しいの…アイラの印が…酷く痛む」



「どうにかならないのかよ!」


「多分…ダメ…私…もう残り少ないわ」


「…………っ」


「リト…私リトに会えて本当によかった…ずっと…一緒にいたかった…」


「………っ」


「リトはいつも私を守ってくれたよね……私が何かをしても…許してくれたよね……私ね…リトが大好きだよ…だから…」


「レーナ…」
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