world story
ミアの家の前に来たリト達。




「………」



慎重にドアを開け、辺りを見回す。



この前の戦いの血痕は綺麗に片付かれてる。



「誰かいるのか?…血痕がない」


リト達が部屋をじっくり見ていると…


「誰…?…」


部屋の奥からゆっくりとやって来たのは見覚えのある姿…


青く澄んだ長い髪をふたつに縛って…黒い服を着ていて…


「レーナ…?」


リトはレーナそっくりの者に近づき、肩を掴む。


「なあ!お前レーナか?!」

「…………」


「頼む…レーナって言ってくれ…」


「ちょっと…おかしいよ…どうして?レーナはここに来るまでずっとリトの手元にあったじゃないか」


エリカが言うとほぼ同時に奥の部屋からまた誰かが出てくる。


「誰かいるの?」


「ミア…?!」


レーナの次に来たのはミアだった。


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