world story
「あらダイナ…それと…お仲間?突然どうしたの?」
なんとミアはこの前のミアとは全然違う別人だった。
「うそ…だってミアはこの前僕らが倒したはず…」
ダンの言葉にミアは首を傾げる。
「倒した…?ああ…そういえばこの前気が付いたらあたりが血の海だったことがあったわ…あのこと?」
「へ?気が付いたらって?」
「ずっと前にある実験をしようとして、うっかり薬品をかぶってしまって…それから記憶がないの…そして気が付いたら…」
「そうなのか…ある実験って?こいつは?」
リトはレーナをミアに見せる。
「聖少女そっくりの人間を作るのが目的で作ったの…私の記憶がないうちに材料がそろったみたい…そしてできたものがこれ」
「そうか…これはレーナじゃないのか…」
リトは少女から離れる。
「でもずっと君はレーナだって言い聞かせればレーナという少女の精神がこれに乗り移ってレーナになるわよ」