world story


ダイナの研究も、リトがレーナに言い聞かせるのも気が付けば5日経っていた。


レーナはある程度の言葉は喋れていた。


しかし、まだ"レーナ"だった頃の記憶は取り戻していない。


「リト、ご飯のおかわりいる?」


「ああ、頼む」



ある程度の言葉が喋れても、ほぼ棒読み…。



「リトはたくさん食べるのね…びっくりだわ」


「そうか?…俺…今までもこれくらい食べてたけど」

「そうなの?」




それを見ていたエリカとウェースは


「レーナに戻るまでには…時間がかかりそうだね」


「そうだな…俺達の中でレーナをよく知ってるのは…リトしかいない…彼は…レーナが誕生した時から一緒にいたから」


< 165 / 176 >

この作品をシェア

pagetop