world story
ダイナの研究も、リトがレーナに言い聞かせるのも気が付けば5日経っていた。
レーナはある程度の言葉は喋れていた。
しかし、まだ"レーナ"だった頃の記憶は取り戻していない。
「リト、ご飯のおかわりいる?」
「ああ、頼む」
ある程度の言葉が喋れても、ほぼ棒読み…。
「リトはたくさん食べるのね…びっくりだわ」
「そうか?…俺…今までもこれくらい食べてたけど」
「そうなの?」
それを見ていたエリカとウェースは
「レーナに戻るまでには…時間がかかりそうだね」
「そうだな…俺達の中でレーナをよく知ってるのは…リトしかいない…彼は…レーナが誕生した時から一緒にいたから」