world story
するとレーナの口から血が流れる。


「リト…私…リトやみんなに会えて嬉しかった…みんなで一緒にいて楽しかった…」


「レーナ…」


リトはレーナの人形を彼女に見せる。


「絶対…レーナを元に戻すから…人間に…ちゃんとしたレーナに!」


「ありがとう…嬉しい…リ…ト……」


レーナはゆっくりと目を閉じる。


「レーナ…?!レーナァァァァ!!!」


リトの目から涙が溢れてくる。



「……リト…」


エニーはふたりを見て顔を手で覆う。







「………っなあみんな…」


しばらくしてリトがレーナを抱きながら皆に言う。


「トゥールスを倒そう」


「ええ!もう研究も完了したし、行きましょ!」


「もう終わったんですか?行きましょう、世界とレーナさんを救いましょう」


「そうだ、これ以上の犠牲を出しちゃたまらん」


「私だって、頑張って戦うよ!軍で毎日鍛えてきてんだから!」


「リト…」


エニーがリトに近寄る。


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