world story
「いえ…いいんです、私が勝手過ぎました、では」


「気を付けるんだよ」


「リト?エニー?行かないの?」


教会から出ようとするレーナがふたりに言う。


「ああ…ここに来たの初めてだからさ、もう少し中を見てから出るよ」


「うん、わかった、じゃあ外で待ってるね」


レーナが教会から出ていき、祭司が一息ついた時にリトが祭司に聞く。


「あの…あの子とは…何があったんですか?」


すると祭司はゆっくり口を動かす。


「…あの娘は今日の朝早くにこの教会にやってきた…ここの宗教を調べたいと言ってな」


「それで…どうしてあんなことに?神トゥールスって?」


「私は彼女に神のことをすべてを話した、私達の宗教の中ではトゥールスは神ではなく悪魔なんだ…女神アイラと対立関係の…」


「…………」


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