world story

｢なんのことだ？｣


｢私も…さっぱりわからない…｣


リトとレーナが言うと



｢そうか…教えよう…今から15年前…ここの近くに女神アイラを信仰する教会があったんだ｣


｢うん…｣


｢その教会には神の力を持つ少女がいたんだ、その少女は女神アイラの予言を人間に伝えていたんだ｣


｢予言を人間に伝える？｣


｢ああ、例えば、もうすぐ地震がくるとかだったら人間を安全な所に避難させたりしてたりしてたんだよ｣


エニーがリトに言う。


｢へえ…｣


｢その少女は突然教会に現れて、名前を訪ねても答えないんだ、だから聖少女って呼ばれるんだ｣


｢そうなの…｣


｢だがある日、突然その少女が教会に火を付け、教会を焼いたんだ｣