world story
「思い出したら…その人と結ばれたい?」


レーナがエニーを見る。


「…どうだろう…元々私がどんな人間だったかも知らないからねぇ…」


「まぁ…そうだよね……あんなリトでも…私のこと知ったら…」



「レーナ?」


「ううん…ただの独り言だから…」


「そう…」










「でもレーナ」


「ん?」


「疑う気はないけど、私の国を破壊した奴がもしお前だとしたら…私はあんたを殺すかもしれないよ…」


「…………」


「お前みたいな黒い服を着てたんだよ」


「うん……」


「…私…あいつだけは許せない!…たくさんの命を奪って!!」


「…エニー…」



「ごめん…突然……私寝るわ…じゃあね」


「え…あ…うん、おやすみ…」


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