world story
「そっか……宇宙みたいなもんか?」


「まあ…そんなとこだな」




「おい!レーナが!!」



3人の後ろでリトがレーナを抱きながら言う。


「レーナ?」


「シミラがいた頃からこうなんだよ…大丈夫かこいつ…」


「大丈夫だ…気を失っているだけ」


エニーがレーナの脈を調べ、言う。


「よかった…」


リトはほっとしたのか、一息つく。


「…にしても、この世界…うちらが住んでる世界とそんなに変わりねぇな」


エニーが辺りを見回しながら言う。


「そうだな…とにかく近くの村に行こう、このままいたって、どうしようもないしな」


「ああ」



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