world story
「はい…」


「あなた、聖少女に似てるわね…」


「え?!あなたもその話…知ってるんですか?」


「ええ、昔教会を焼き払った聖少女の話…」


「そうなんですか…」


「女神アイラやトゥールスとかの神、宗教はどちらも一緒なのかしらね…」


「そうみたいですね…女神アイラがいなければ聖少女も存在しないだろうし」



するとその時


「レーナ…俺が…レーナを守るから…」


「え?」


突然のリトの言葉にレーナは振り向くが、リトは寝ている。


「寝言…か」


「あなたももう寝た方がいいわ、おやすみ」


「はい、おやすみなさい」


レーナは自分の部屋に戻る。



「…できれば早く…元の世界へ」


するとアイラの印が一瞬だけ光った。


「きゃっ…どうしたんだろ」


レーナは疑問に思いながら眠りにつく。


< 77 / 176 >

この作品をシェア

pagetop