world story

しばらくして


「できたわよ、多分エンジンかかると思うから」


「分かった」


ウェースが恐る恐るエンジンをかけると…



「うわ!かかった」


リトがみんなの中で一番驚いた。


アラストはそれから徐々に回復し、やっとのこと空まで飛べるようになった。


「うわぁ!飛んでる!」


窓の外を眺めながらダンははしゃぐ。


「ダイナの世界にもこれみたいな乗り物あるのか?」

リトがダイナに聞く。


「ないわよ」


「え?!じゃあなんでこの乗り物…直せたの?!」


「空を飛ぶ乗り物にはね、まず……」


するとダイナはリト達には分からないようなことを言う。







「あぁ〜…まぁ…なんかあるんだな、簡単に言えば」

「…まあそうだけど」


「あれ?そういやレーナは?」


ふと気づくとレーナがいない。


「ああ、レーナならさっき外出たいって言ってたぞ、だからベランダにいると思う」


たまたま近くにいたエニーが言う。


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