world story
「レーナ…お前は…私のいい実験体だわ…」


ミアはニヤリと笑い、レーナの髪を引っ張る。


「痛い痛い!!やめてよ!」


レーナがミアの手を離そうとするが、ミアはレーナの顔を自分に近づける。


「な?!」


「お前を使わせてもらうから」


その時レーナから見えたミアの顔はとても恐ろしく見えた。









「ここよ!!」


ダイナがあるひとつの鉄の建物を指さす。


「ここかぁ…」


アラストは研究所の近くに止まり、リト達は急いで中に入る。


「レーナ……?!」


リト達が入った頃にはレーナは謎の球体の中に入っていた。巨大な水晶玉のような…そんな球体に。



「レーナ!」


しかしレーナは何の反応もない。


ずっと目を瞑っている。


球体の中は隅から隅まで水があるのだろうか…それによりレーナの体が少し浮いている。



彼女の胸のアイラの印が少しだけ光っているように見えた。


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