world story
「レーナ!!なんで……」


エニーがレーナを悲しそうに見る。


「彼女は私の大事な実験体なの」


「ミア…」



「お前が…ミアか」


リトがミアを睨む。


「そうだけど、それがどうかしたの?」


「レーナを返せよ…なんでお前……」


「嫌よ、彼女は私にとって貴重な実験体」


「そんなにレーナさんを返してくれないのなら、力ずくでも、やりますよ!」


ダンが戦闘体制になる。


「ダメよ!ミアの力は…そんな半端なものじゃ……っ」


ダイナが止めようとするが、無駄だった。


「おもしろい…勝敗は既に決まっているが、少しなら相手をしてやるか…」


ミアはそう言うと、何か呪文を唱える。


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