(´Д`)

「何見てんだよ」

目つきが悪い青年。

私はスーパーマンのポーズのまま
止まって彼と目があった。

「見てんじゃねぇよ」

ベッドに座る彼の手には
果物ナイフ。
その先は彼の首を指していた。

私はスーパーマンのポーズから
空中であぐらをかいた。

「どうぞ続けて」

「……」

「……」

「そんな見られてちゃ
死ねねーよ」

「私は他の人には
見えないんだから
変わりないでしょ」

「いや、俺には見えるし」

彼は横にある果物が乗った
テーブルにナイフを置く。

「あー、死ぬ気失せた」

< 68 / 204 >

この作品をシェア

pagetop