恋愛マンガに要注意!?
朋也side

なんて言って南を、連れてきたけどどうやって話す?

「ねぇ~朋也。ケーキたべたいっっ!!早くしてよ!!」

おい、待てよ・・・・。俺の心の準備が・・・。

「待ってくれ・・・。」

「え?なんかいつもの朋也じゃない・・。大丈夫???」

なんて言いながら、南が首をかしげて言ってきた・・。
だから、それ反則だから・・。

よし、俺一世一代の勝負だ・・。

「あ、あのさ・・。」

「うん。何?早く!!」

南は、早くケーキが食べたいのか焦っている。

「南はさ、今好きな奴とかいる?」

「へ?何急に?」

「なんとなく・・。てか、早く教えろよ!!」
まじで・・。早くしてくれ・・・。

「いるよ・・。」

おい、やばくないか?俺。

「だ、誰?」
自然と声が震える・・。かっこ悪・・。

「う?えっとね~山口優哉君!!」

え?聞いたことねぇ~名前だな・・。

「誰?何年何組?」

「は?なんか勘違いしてない?」

それと同時に?を、思い浮かべる俺と、爆笑し始めた南。

「え?何を、勘違いしてるって??」

「やっぱり。あのね、山口優哉くんは私の好きなマンガ『恋のお勉強time』
の男子だよ~♥♥♥」

は?やっぱりマンガかよ・・・。

「現実は?」

「現実?いないよ~。あ、でも彼氏はほしいな?」

「まじ?彼氏だれでもいい?」

「え?彼氏は、まずは誰でもいい。」

「本とだな?」
じゃあ、俺いきます。

「うん。」

「じゃあ、俺を彼氏にしてみませんか?」

「はぁ???」

そりゃあ、驚くよな・・。普通。
< 6 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop