いつかたどりついたら
四時五十分。
駅前のマックで
ホットコーヒーを飲んでいたら
店内に矢沢先輩が入ってきた。
まだ、私には気付いていないようで、
何かを注文している。
学生服の上は脱いでいて、
ボンタンズボンに
派手な柄シャツを着ている。
やっぱりどう見てもヤンキーだ。
「もう来てたの? 早いな」
すみっこの席に座っていた私を見つけて、
先輩は急に笑顔になる。
「さっき来たばかりです。
用事は終わりましたか?」
「ああ……」
私の向かいの席に座り、
カップにストローを挿していた先輩が、
ちょっと難しい顔になる。
「うん、もう大丈夫」
矢沢先輩は「人と会う約束がある」
と言っていた。
誰と会ってきたのだろう。
私が聞きたそうな顔をしていたのか、
先輩が口を開いた。
駅前のマックで
ホットコーヒーを飲んでいたら
店内に矢沢先輩が入ってきた。
まだ、私には気付いていないようで、
何かを注文している。
学生服の上は脱いでいて、
ボンタンズボンに
派手な柄シャツを着ている。
やっぱりどう見てもヤンキーだ。
「もう来てたの? 早いな」
すみっこの席に座っていた私を見つけて、
先輩は急に笑顔になる。
「さっき来たばかりです。
用事は終わりましたか?」
「ああ……」
私の向かいの席に座り、
カップにストローを挿していた先輩が、
ちょっと難しい顔になる。
「うん、もう大丈夫」
矢沢先輩は「人と会う約束がある」
と言っていた。
誰と会ってきたのだろう。
私が聞きたそうな顔をしていたのか、
先輩が口を開いた。