いつかたどりついたら
「なんでも、誰かが与えてくれるのを
待ってるみたいに見えるよ。
矢沢と付き合ってるんだって?
どうせ、自分を好きになってくれる
男なら誰でも良かったんでしょ」
「どうしてパン一個でそこまで
言われないといけないんですか」
私の手にあるクリームデニッシュは
つぶれそうになっていた。
天草先輩は、驚いたように
私の顔を見ている。
「言い返してくるとは思わなかった。
ごめん。私、思ったことが
すぐ口に出ちゃうんだ」
少し申し訳なさそうな顔をして、
天草先輩は売店の外に出て行った。
待ってるみたいに見えるよ。
矢沢と付き合ってるんだって?
どうせ、自分を好きになってくれる
男なら誰でも良かったんでしょ」
「どうしてパン一個でそこまで
言われないといけないんですか」
私の手にあるクリームデニッシュは
つぶれそうになっていた。
天草先輩は、驚いたように
私の顔を見ている。
「言い返してくるとは思わなかった。
ごめん。私、思ったことが
すぐ口に出ちゃうんだ」
少し申し訳なさそうな顔をして、
天草先輩は売店の外に出て行った。