キミと隣。


入学して一ヶ月がたった。

その日の帰り道。
「あっ…」

見覚えのある顔。
俺を女嫌いにさせたやつ。
「あぁっ!海斗じゃん。」

来るな。
来るな。
走る。逃げる。
会いたくない。

「つかまえたっ」

最悪
女を睨む。

「なんだよ。」

「こわいなぁっ」

「海斗を探すためにきたの。海斗がこの学校にいるって聞いたからまってたのっ。」

今更会いたくねぇよ

「今更なんのよう?早く帰りたいんだけど…」

「まだ海斗が忘れられないの。もう一度付き合って?」

嘘。
別れた後にすぐに違う男にいったくせに。

「は?お前馬鹿じゃない?無理にきまってんじゃん。」

「なんで?こんな可愛い子をフルなんて…」

「お前変わったな。自分を可愛いって言う女なんだったんだんだな。帰るから。」

おれはそれだけを告げるとすぐに帰った。
女は…結局あんなんなんだ。
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