結局、きっと…好き。
そして…冒頭の会話になり、絶叫する私が出来上がった−−…。
家から遥か遠い大学まで電車に揺られながら通学する予定だったナツメくん。
それがいきなり大学の近くで一人暮らしすることになったのにはどうやらお家の事情があるらしかった。
まぁ…基本、無口なナツメくんだから自分のことはおろか、家族の話なんかすることはない。
それでもしつこく引っ越す理由をきく私に、若干イラつきながらも超簡潔に教えてくれた話を私なりに推測してみるとこうだ。
ナツメくん宅でおじいちゃんとおばあちゃんを引き取ることになり、家が手狭になるためいい機会だからとナツメくんは追い出されたっぽい。
それなら…仕方ない。
うん、仕方ない…けどもっっっ!!
もし私が今このタイミングで電話しなかったらいつ言うつもりだったの!?