結局、きっと…好き。

まさか何も言わずに、何ならバレるまで言わないつもりだったんじゃ…??


……って不安と恐怖が一瞬にして頭を埋め尽くした。


だけど…そのことをわざわざ口に出して問うてみたところであっさり肯定されたら悲しいだけだからぐっと飲み込んで頭から無理矢理追い出した。


元々、ナツメくんの家と私の家はそこそこ離れているから偶然近所のコンビニでバッタリ!…なんてことはない。


例え、実家から大学に通ってたとしても何時間もかけて帰ってくるんだ、放課後デートなんて夢のまた夢だったに違いないし。


そう考えたら実家に居ようが引っ越そうが、いつでも気軽に会えないことに変わりない。


まぁ…土日に会ったらいっか。それに夏休みとかだったらお泊まりとかもできちゃうかもだし〜。


さっきまでの悲しさはどこへやら…すっかり元気になってたんだけど、、、。

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