結局、きっと…好き。

それでも何とか書いた文章を読み返してみると、言いたいことも伝えたいことも全然文章になってなくて。


これじゃ読んだナツメくんは何のこっちゃさっぱりだろう。


何だか…怒りが冷めてきちゃった。


「はぁ……。」


ため息を吐くと、忙しなく動かしていた指を止め携帯を閉じた。


アホくさ…。
何やってんだろ、私…。


吐き出されたため息は静かな部屋に消え、それがより一層虚しさと孤独を強調させるもんだからベットに潜り込んだ。


もう寝よう。
ふて寝してやる。

どうせすることもないし、大体ゴールデンウイークだというのに予定も何もない。

今年のゴールデンウイークは全部寝て過ごしてやるっ!


ふんっ!…と鼻を鳴らすと電気を消し布団に包まった。


< 113 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop