結局、きっと…好き。

こんな時間に悪いな…と付け加えるナツメくん。


“こんな時間”…って今、何時…??


部屋の時計に目を走らせると夜中の2時を過ぎていた。


私がベットに入ったのは確か…11時過ぎぐらいで。

その前に何度電話しても繋がらなかったのはバイトしてたんだ…。

しかもこんな遅い時間まで…って、えぇ!?


「ナツメくん、バイトしてたのっ!?」


「あー…まぁ。」


「うそっ!!知らなかった…。

あ、何の?何のバイトですか??」


「近所の居酒屋」


へぇ〜…居酒屋かぁ…。


え、でも…ナツメくんにできんの!?


大きな声出すとか、スマイル対応とかさぁ…。

居酒屋っつったらアレでしょ?あの…『生はいりましたぁ〜』とか『喜んでっ!』的な…。


ナツメくん、大丈夫!?


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