結局、きっと…好き。

叫んだのはどうやら悠里らしかった。


??どうしたんだろ…?


そう思ったのも束の間、悠里はさっき配られた通知票と席次票を手に茫然としてる。


はっは〜…ん。

さては…勉強なんかそっちのけで常盤とイチャイチャ、ラブラブしてたツケが回ってきたな…。


『シメシメ…』って心の中で思うと。

気を取り直してナツメくんに送るメールをピコピコと作った。


『後で進路指導室にくるように』


茫然としてる悠里に先生がそう言って。


1学期が終った…−−。


常盤はともかく…悠里は成績が良かったから…。


あの叫びようといい、進路指導室に呼出しといい…かなりの順位を落っことしたんだろう。


トボトボと教室を後にする悠里の背中を見送りながら。


長い長い夏休みが始まった…−−−−−。


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