結局、きっと…好き。

「……な、何で?」


「ナツメ先輩って頭は良いんだろうけど、人の気持ち…ってゆうか特に女心には疎そうじゃない?」


「うん…まぁ…」


「だからそんな女の子が喜びそうなプレゼントとか、ましてや指輪なんて買う人じゃないと思ってた」


「それは…私もそう思ってたけど…」


「だからちょっと安心した」


「安心?」


「飛鳥だけが勝手に付き合ってるって思ってんじゃないかなって思ってたから」


「えぇ!?
そ、そんなことないよっ!……多分」


「だってデートもろくにないし連絡もないんでしょ?

それに頻繁に会うこともままならないわでさぁ?

飛鳥ってホントに偉いよ。
よく我慢できるね。私なら無理だなぁ〜…」


な、何か…。
褒められてる気がしないのは気のせい…??


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